やっと物干しざおを買いに行けた
本を読めるようになった
何もできなかったのができることが増えてきた
何年も捨てることができなかったものを全部捨てることができた
朝早く起きられるようになって、ご飯を作れるようになった
これらは患者さんから頂いた、この1週間のQOL向上報告です。
「ずっと頭に引っかかっていて、いずれやりたいけど今は無理なこと。」
というのが皆さんにもあると思います。
「時間が無くて忙しい」というのもあるのですが、「それをするだけの体力的・精神的余裕が無い」という方が正確です。
炎症で体力を削られるので、他のことをする余裕があまりないんですよね。
日々を生きるだけで精一杯。
仕事から帰るとまず休む。
重い腰を上げることができず、仏のごとくソファに鎮座してグッタリ。
鍼灸で炎症がマシになってくると、炎症に削られた体力分が回復するので、自然と「やりたかったけどできなかったこと」ができるようになります。
それがある方は物干しざおを買いに行くことだったり、家じゅうの不要物を捨てることだったりします。
脳みその中に「あれをしなきゃ」という思いがずっと鎮座しているので、それを達成した時はかなりすっきりして嬉しいという声をいただきます。
物干し竿のご報告をくれた方も「物干しざおを買うことができて幸せ」と言っていました(笑)
普通の人はただの買い物にそんなことを感じることはないと思いますが、「普通に生活できることって幸せなんだ」を噛み締めている最中だそうです。
うれしいご報告でした。
5月は悪化して滲出液が止まらず、苦しい思いをしている方も結構いらっしゃいます。
そういう方にも早く普通に生活できる幸せを取り戻していただけるようがんばっていきたいと思う今日このごろです。
ではまた。