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アトピーと缺盆(けつぼん)というツボの関係

どうもこんにちは!鍼灸一陽です。

「アトピーのツボ」と題して書いていこうと思いますが、最初に言っておきます!

「このツボがアトピーに効く!」なんていう内容ではありません!

つまり、「かゆい時はこのツボを押したら楽になるよ!」という類の話ではないので、そういうのを求めている人は、求めているものとちょっと違うかもよという事をご理解くださいね!

痒みが強いと、「かゆみを止めるツボ」「赤味を抑えるツボ」なんてものがあれば、どんなに楽かと思います。

で、そこを自分でも押したらあっという間に痒みが引くんじゃないかと、、、。

でも、そんなに簡単に良くなるなら、すぐにみんな最初に鍼するでしょ(笑)

結局、最後の最後にこじれてから来るっていうパターン多し(爆!)

ステロイドを塗ってアトピーが良くなる人もいるけれど、良くならない人もいるように、一口に「アトピー」と言っても、症状の出方や体が人それぞれ違うんで、一概に「かゆみはこのツボ」なんて言う言い方が出来ないんです。一人一人お体を丁寧に拝見し、その人のカラダの特徴をしっかりおさえていく必要があります。

 

でも、それでも大まかには「こういうところは毎回注意してみているよ!」というポイントはあるんです。

それはどこ?

今日はそれをひとつ紹介しますね!

その場所はずばり、「缺盆」

「けつぼん」と読みます!

わかりますか?鎖骨の上の辺りですね。

この場所は非常に重要なポイントです!

体内には、「経絡(けいらく)」と呼ばれるエネルギールートが12本存在していて、大雑把に「陰の流れ」の6本と「陽の流れ」の6本に分けられます。

全部で12本の流れのうち、缺盆にはなんと7本ものエネルギーが流れています。陰の流れが1本と、あと陽の流れは6本ともすべてこのツボに集約されているんです。

「え?だから何よ?」

って声が聞こえてきそう(笑)

これがどういうことかというと、このツボは陽の流れがすべて入り込んでいるので「熱気が集まりやすい場所」と言えるんです。

もっと言うと、熱気が噴出しやすい場所なんです。

↓ 7本の経絡が缺盆を通過する!

アトピーの人だったらわかると思うんですが、この鎖骨の辺りに痒みを訴える人ってとても多いんです。

その理由をツボで解釈するのなら、こういう見方もできるってことですね。

陽経の流れが全部この缺盆というツボに入ってくるので、この部分の流れが詰まっていると渋滞を起こします。

渋滞を起こすとそこからだんだん熱化してきます。

で、容量オーバーとなってかゆみが噴出してくることになるのです。

よく「奥からこみ上げるような痒さ」と表現する人が多いのですが、それがこの「噴出」という言葉とぴったりですよね。

なぜ皮膚を引っ掻きたくなるかと言えば、引っ掻いて傷を作れば、そこからジュクジュクと汁が漏れたり血が出たりしますね。そうやって中にこもっているものを少しでも出すことで、一時的に渋滞が解消されるからなんです。

つまり痒みというのは必要があって引っ掻いているのだという事ですね。

ともかくこの缺盆というツボはそれだけ重要なツボで、必ずチェックしておくべきツボなのです。

仮に皮膚症状が落ち着いていたとしても、この部分に良性の変化が無ければ、それは「良くなっている」とはみなさないことにしています。

逆に、この部分が良化していれば、たとえ現在の「症状」に変化が見られなくても、からだの「状態」は良くなっていると考え、そのまま治療方針を変えずに同じ内容の治療で進めることで症状は改善すると考えます。

それだけ観察ポイントとして重要な部分だと思っておいてください!

で、ここで一つ思い浮かぶ人もいるんじゃないでしょうか?

「だったらこのツボを押せばいいんじゃない?」と。

残念!

ここなんですよね(笑)

缺盆を押して良くなるなら、だれも苦労はしないんです。。

最初にこう申し上げました。

「このツボがアトピーに効く!なんていう内容ではありません!」

と。

缺盆というツボはいろんな流れが最後に合流する、スクランブル交差点のようなものなんです。

よく渋谷の駅前の交差点の場所がテレビとかで流されると思いますが、あんな感じです。

めっちゃ人多いっすよね。

人も車も多くて、まっすぐ歩けない、うまくすれ違えない、止まる、ごみごみしてる、クサイ(笑)

あの交差点を、人がまっすぐ歩けるように、立ち止まらないようにするにはどうすればよいでしょうか?

交差点の真ん中にお巡りさんを設置して笛吹いてもらいましょうか。

でもそれじゃ、本当の対策にはならなさそうだなぁって感じしますよね?

ツボを押したらアトピー良くなるかも?かゆみ減るかも?と思うのは、このお巡りさん設置理論と同じです。

あんまりいい策とは言えない。

むしろ駄策(作)

いや愚策

もうこうなったら何もしない方がいい位(笑)

私がツボを使うときは、「ただかゆい場所に刺す」という行為は行っていません。

それは人の多いところにお巡りさんを設置するだけで、本当の解決にはならないからです。

なぜそのスクランブル交差点にこんなにも人が集まり、こんなにも渋滞するのか?

この人ゴミはどこから湧いてどこへ向かうのか?向かうその先に何があるのか?

一体なぜ渋谷の街はこんなにも歩きにくいのか?その背景を考え、どうしたら流れがスムーズになるのか原因を推測し、「ならばこのツボを使おう」となるんです。

そうやってツボを使って、結果的に缺盆というスクランブル交差点の状況が少しでも改善していれば、「お!なかなかいい施策だな!」となったり、「もう一手打った方がいいなぁ」と次の対策を考えたりするんです。

6本も7本もエネルギールートがあるという事は、それだけいろんな可能性を頭に入れながら対策を打つ必要があるという事なのです。

アトピーを治すのなら、なぜそこに熱がこもるのか?なぜそこにかゆみが出るのか?こういったことを考える必要があり、そのうちの重要な視点の一つにこの「缺盆」というツボがあるよ!というご紹介でした。

さてあなたの「缺盆」はどんな状態でしょうか?

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