「脱ステしてから7,8年。毎年冬になると乾燥して指が切れて辛かったのですが、今年は鍼灸のおかげでかなり楽です」
去年から通われている方。
脱ステしてからもずっと、皮膚の乾燥がひどく、指がパックリ切れる・割れるの繰り返しで、このままではダメだと色々な手段を探している中で、当院に来られました。
その時の気持ちは「藁にもすがる思いで」とのことでした。
治療して数回経った頃、ある一言を言われました。
「もうここしか無いと思ってるんです・・。重いですか・・?」
ほかに手段がなく、鍼灸に懸けるしかない。
治療してまだ数回で、状態は思わしくないまま。
そんな中でこのような一言。
その想いをストレートにぶつけてくれました。
いかにこれまで辛かったかがわかる言葉です。
その想いに応えられるよう、また、ご本人も根気強く、毎週通ってくれました。
その甲斐あって、状態がかなり良くなってきました。
最近では、色素沈着も良くなってきているようです。
一面黒っぽい皮膚だったのが、だんだん、まだら模様になってきたとのこと。
頑固な色素沈着も、時間はかかりますがかなりきれいになります。
少なくとも「あ、あの人アトピーだな」と周囲の人から気づかれない程度には変化します。
今度はそこを目指していきたいところですが、まずはご本人の心の安寧が得られているようなので、何よりです。