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春はアトピーが悪化する季節

2019春のアトピー

季節の変わり目はアトピーが悪化しやすい。

特に春、いわゆる花粉症が流行る季節にそれが顕著です。

とりわけ2019年、ことしの春は、去年よりもアトピー症状の悪化が強く出ています。

赤味、かゆみ、落屑、浸出液、眠れない、・・・

 

学校へ行けず、何度も涙した女の子もいました。

林間学校も体育祭もあきらめた男の子もいました。

3月に入り、本格的に悪化するアトピー

2月中旬位から早い人は出始めましたが、本格的な悪化は3月6日,7日。

そして、ピークは3月16日で、12日~16日までが、もっとも浸出液の出る量が多かったです。

そういう患者さんが多かったです。

この日までは浸出液はどんどん増えるし、かゆみの部位もどんどん広がっていく傾向でした。

落屑も量が増え、ぼろぼろと大きいのがはがれていました。

「最初は首だけだったのにそれが顔にまで広がってきた」とか、そんな感じです。

3月19日、同じ現象がほとんどの患者さんで起きる

そんな勢いマックスの日々に変化の兆しが見えたのが3月19日です。

この日は、ちょっと太めの鍼を使った患者さんのツボから、鍼を抜いた後、微量の出血がありました。

その太さの針を使った場合、ほぼすべての患者さんで同じ現象が起きています。

しかも、1回拭いただけでは止まらず、2,3回拭いてようやく止まるというパターンがほとんどです。

(もちろん、流血というほどの量ではなく、あくまで微量です)

気血がだいぶ表面まで来ていて、体内圧力がパンパンになっていて、あとは発散するだけ、という状態だったところに、それを針の力で後押しすることで、一気に膨張体質が改善したということだろうと考えています。

同時に、術後の変化の仕方も、非常にいい感じに変わってくれました。

春の身体を患者さんから感じる

「今までの中で一番変化の仕方が良かったですよ」

「これなら、まだ症状はしんどいかもしれないけど、体はいい状態に向かったので、もうちょっとの辛抱ですよ」

「たぶん、ピークはそろそろ過ぎると思いますよ」

こんな感じの声掛けをすることができました。

そういう意味で、この日はほんとにおもしろいくらいに春の身体を患者さんから感じることができました。

 

3月19日。この日私の中で、春という季節による悪化のピークは過ぎ去りました。(「過ぎ去ってくれ」という、願いも半分込めています。)

 

事実、勢い止まらず首から顔にまで症状が広がった女の子も23日には「昨日はだいぶ寝られた」といい、「朝起きてきたら、まだ自分の状態を鏡で確認する前に、私の顔を見た母が先に「よくなってる!」とはしゃいでました(笑)」とも報告してくれました。

まだしんどい最中の人もいるかと思いますが、当院の患者さんで、食事やストレッチなど気を付けている方は、じきにに落ち着いてくるかと思われます。

二十四節気とアトピー

これは今年、2019年3月のカレンダーです。ちなみに歳時記カレンダーという名前です。

わたしこれ、何年も使用しています。

二十四節季、七十二候の各種説明、月の満ち欠け、干支など、わたしに必要な情報がすべて詰まっております。

ことし、本格的な悪化が3月6,7日と書きました。

その日は啓蟄(けいちつ)とあります。

「土の中の虫が穴を開いて顔を出す」と説明書きされています。

中にこもっていたものが外へ出る時期、「開く時期」なんですね。

むずむずかゆいアトピー

これは人体でもいえることです。

それが、身体機能が悪い状態だと、うまく開かない。

うまく開かないと、体内の圧力がパンパンになり、膨張体質になります。

それでも何とか強引にこじ開けようと、出口を探している状態が「むずむずかゆいです」という表現になるのです。

悪化により広がるアトピー

で、そこをボリボリ、ガリガリと引っ掻いて傷を作って皮膚に穴をあけるわけです。

でも、小さい穴じゃ不要物質を出すには足りないので、穴を広げていきます。

それが「悪化の部位が広がってきました」ということなのです。

浸出液が増える

で、「チャンスだ、これを機に一気に不要物質を外に出してしまえ!」と身体の自然治癒力が活性化し始めます。

その現象が「浸出液がどんどん出てくる」というわけです。

 

そうやって体の中から溜まっている不要なものを外へ出しているというわけです。

これが、春という季節の悪化のメカニズムです。私の考えですが。

 

3月19日がピークと書きましたが、そのすぐあとは春分の日。

陰陽が大転換する日です。

身体も大きく影響を受けることは言うまでもありません。

このように、人の体は自然界の動きとリンクしています。

「見守る」立場の、お母さん

この時期は、かゆみが広がり、ジュクジュクもとまらないので、本当に不安になる時期だと思います。

 

ほんとに治るだろうか。

このまま悪化したらどうしよう。

自分だけ治らないのではないか。

ほとんどステロイド使ってなかったのに何でこんなに悪くなるんだろう。

悪化の原因がわからない。

・・・

様々な思いが去来します。

本人はもちろんですが、「自分の子がアトピー」というお母様の立場の方もとてもつらいです。

ただ見守ることしかできない。

いや、ただ見守るだけならいいけど、「どうしたの?あれ?また悪化してない?大丈夫?ねえ大丈夫?」

なんて不安をつい口走ってしまう。

いや、お母さん!それ言っちゃだめだってばさ。

放っておいてあげてっ!

子供のアトピーと親のエゴ

少々きつい言い方になりますが、子供のアトピーが悪化していく、その、悪化のさまを見て、その不安や状況をいちいち本人に口走るのは、これは親のエゴです。

「あれ?どうしたの?ヤダ、また悪化してる?こんなに頑張ってやってるのに、ねえ、どうして?やだぁ大丈夫かなぁ?」

こんなことを今目の前で苦しんでいる本人に直接言ってしまう。

これは子供本人を心配しているふりをして、自分の不安や心配を楽にしたいだけなのです。

誰が楽になりたいのか

「子供が早く良くなってほしい」ではなく「子供が早く良くなって、私が楽になりたい」のです。

 

親の発したその言葉を聞くのは、今アトピーで苦しんでいる自分の子供です。

そういう言葉の空気の振動は、本人の脳の中へ一直線に入り込みます。

それで良くなると思いますか?

「言っても良くならないものは言わない」というスタンスでいてください。

言わぬが花

沈黙は金

 

いや、ほんとに我が子の心配をしていて、そこからくる言葉であるというのは重々承知のうえで、敢えてこういうきついことを言っています。

それくらいきつい言葉でお伝えしないと、聞いてはいても腑には落ちないからです。

 

「だって、不安なんですもん」

 

そういう方は、本人にではなく、わたしに言ってください。

きちんと説明させていただきますから。

この時期、娘・息子を持つお母さんにいったい何回LINEの返信をしたのかわかりませんが、結構な回数をやり取りさせていただきました。

今はこういう便利なアイテムがありますので、本人に見せることなく伝えあうことができます。

それで少しでも楽になって、安心していただけるのであれば、こちらもうれしいですし、こういったものを活用していただけるといいのではないかと思います。

アトピーの家族を「家族が見守る」ということ

「ただ見守る」

という言葉は、とても重いのです。

とてもとても、簡単なことではないのです。

なんやかんや、あーだ、こーだとわめきたてる方が楽なのです、自分が。

本人の事を考えて、「ただ見守る」ことができる、それが一番子供は気楽です。

子供が気楽でいるためには、周りは言いたい不安を、どれだけ本人の前で口にしないでいられるか、です。

お母さんは女優になれ

つい言ってしまう。

「つい」で発した言葉は、「ずっと」引っかかります、本人は。

親には演技力が求められます。

言葉を発さない演技力です。

セリフはいりません。

しゃべらずに安心させる。

見守りながら無関心にふるまう

 

おかあさん、名女優になってくださいね。

・・・

なんだか、季節の悪化のお話から、「親のエゴ」なんて偉そうなワードを出して話が飛んでしまいました。

この文章を打っている外の気配も、春の風が強く吹き荒れています。話がどこに飛ぶのか、自分でもわかりません。。。

こんな私ですが、どうぞ何も言わず、ただ見守っていてください。

 

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