048-762-9061
電話・メール・LINE予約はこちら

先を見据えたアドバイス

3週間ぶりの患者さん。

かゆみはほぼ無し。

通院間隔を少しずつ空けて行っている最中。

花粉の吹き荒れるこの時期にしては、皮膚の乾燥もほぼないし、見た目的には、アトピーとはわからないのではないだろうか?と言うくらいまで回復している。

調子を伺ったところ、

「全然大丈夫ですね」

とのこと。

うん、頼もしい!

ただ、腰を拝見すると、だいぶ凝り固まっていた。

いつも緩んでいるはずの腰のツボの停滞感が強い。

原因は明確。

転職して、運転する時間が長くなっていること。

この腰の状態は、今は何ともなくても、このまま積み重ねてしまうと10年後、20年後には頑固な慢性腰痛が出来上がってしまう恐れがある。

聞くと、会社の先輩5人のうち、腰痛持ちが2人、腰のヘルニアが2人、最近になってぎっくり腰になった人が一人とのこと。

・・・

腰痛率100パーセント(笑)

このままではこの方も、仲間入りしてしまうので、そうならないよう、いろいろお話して対策を講じることにした。

「今は何ともなくとも体の状態を見て、今後の状態を予測し、取り返しに時間と労力がかかる前にしかるべきアドバイスをする」

こういうことができるのも結構価値あることなんじゃないかなと思います。

 

「症状が悪化した!」

と思うと、「こないだの、アレがまずかったのか??」なんて、直近のことが思い浮かぶかもしれませんが、実はそうではない可能性もあります。

もっとだいぶ前から、体の状態が悪くなっていて、最後のきっかけとして「こないだのアレ」が加わることでたまたまそのタイミングで発症した可能性もあります。

症状が出るだいぶ前から、体にはダメージが積み重なっています。

当院には、症状が良くなっても1,2か月に1回程度来院してくれる方がいます。

その理由は、こういう指摘をすることがある、というのも一つはあるんじゃないかなと思っています。

もし自分が逆の立場だったら、症状が出る前に気を付けるべきポイントをアドバイスしてくれたらうれしいなと思います。

この方も、よくうなずいて話を聞いてくれていました。

「そうですよね、会社の人みんな腰痛ということは、このままいくと自分も可能性ありますよね」と。

「覆しましょう、その腰痛の歴史!」

という、なぞの声掛けのもと、本日の施術は終了しました(終)