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顔・頭のアトピー性皮膚炎の鍼灸治療(6)

患者

40代女性

初診

2018年8月

主訴

アトピーによる頭、目・目の周り、首の前、口の周りのかゆみ・赤味

 

状況

1か月前より悪化してきた。10年ぶりにひどくなった。それまではこんなにひどい状態というのはなかった。人生で二回目の、ひどい悪化。

とくに口がかゆく、亜鉛化軟膏、マクロゴール軟膏、グリテール、酸化亜鉛などを使用しているが、状態は良くならず、現在も皮膚科に通っている。

当院受診日前日に、顔がすごくむくんで目の周りが腫れてパンパンになった。

睡眠状態

痒みで夜中1回起きるが、掻けば眠れる

仕事への影響

仕事を休むことがある。

生理について

生理前・生理中に症状がひどくなる。

便通

3日に1回。残便感あり。コロコロとした兎糞状。

その他

仕事のストレスがずっとあった。思い出してはいらいらしていた。

完璧主義な性格で自分をストイックに追い込んでしまう傾向がある。

経過

1~8回目(週2回ペース、約1か月後)

かゆみ10→3

それ以降週1回ペース。

初診より3か月後、良好。かゆみなし。化粧しても赤くならない。

まとめ

初回治療後より、かゆみの軽減があった。以降もかゆみは割と順調に減っていった。

ただそれよりも、化粧を塗ると、目の周りが赤くなってしまうという現象が改善しにくく、課題であった。

しばらく化粧は控えるのだが、落ち着いたころトライしてはまた腫れてしまうということを繰り返した。

その現象も次第になくなり、年内にはほぼカタがついて、来院ペースは2週間に1回くらいになっていた。

期間にすると3か月程度の短期間のように思われるが、毎日の不安、繰り返す目の周りの腫れに対する「またか」というストレスは、「このままずっと化粧できないのではないか」という思いに終始さいなまれるため、本人としてはとても長く感じられる。

治療の方も、右肩上がりに順調に良くなるというよりは、治療する→良くなる→化粧する→悪化する→落ち込む→・・・というサイクルを何周かしたという感じ。

効果が安定しだしたのは、便通のペースが安定してからであった。

やはり、皮膚治療では便通の改善は必須だと再確認した症例であった。