どうもこんにちは!鍼灸一陽です。
うちは「アトピー」の看板を出していますので、当然アトピーの方はやってきますが、皮膚の状態というのはホント人それぞれです。
皮脂が全くなく乾燥している人もいれば、ジュクジュクで汁だらけの人、ゴワゴワな人、真っ赤な人等、まさに十人十色。
で、先日いらっしゃった新患さんのお肌を見ると、「これホントにアトピーかなぁ」という感じの皮膚。そういう方も結構いらっしゃいます。
「これは、何か食べ過ぎてる感じの皮膚ですねぇ?」
「あぁ、確かに最近よくストレスで食べる量増えてます。しかもお菓子。。」
なんてやり取りがありました。
続けて、
「便秘とかしてません?」
と聞くと、
「そうなんです!最近仕事が忙しくなって、しかも会議が増えたんでトイレを我慢することが増えたんです!」
とな。
「このお肌の状態は、アトピーというより、単なる肌荒れの方に近いですねぇ」
という事をお話しさせていただきました。
お医者様からはアトピー性皮膚炎だという診断を受けたようですが。
よく、「便秘をすると肌が荒れる」なんて言いますよね?
私の印象としては、その肌荒れがひどくなってる状態という感じ。
もちろん私に診断権なんてないし、アトピーかどうかよりも、患者さんの今の状態が良くなるかどうかの方が大事なんで、そんなところにこだわってるわけじゃあないんですけど、「アトピー」って聞くとどうしても、「治りにくい」っていうイメージを持ちやすいんですよね。
で、この方の病歴はそんなに長くなかったし、「ひどかったらどうしよう」的な心配もあったようなので、そういう意味も込めて「これは「ザ・アトピー性皮膚炎」というよりも、肌荒れがちょっとこじれたっていう印象ですね。食べ過ぎと便秘のダブルパンチで肌が荒れている状態ですよ」とお伝えしました。
人間って言葉の使い方・考え方・受け取り方で結構簡単に影響を受けるものです。
「私はアトピー」
って、なんというか、「言葉に持ってかれて」悩む人もいると思うんですけど、
「ちょっとヒド目の肌荒れ」
って感じにとらえ直してみるのも一つアリですよね。
「アトピー」って聞くと、「いつまでも治らない」
ってイメージだけど、
「肌荒れ」
だったら、「治って当たり前」
的なイメージに変わりません?
どういう言葉・どういうイメージを脳に刷り込ませるか?ってとても重要なことです。
だから、
「あーそうね。そう考えた方が気が楽だわ」
って思えるなら、そっちの方がいいですよね。
だってやるべきことは同じなんですから。
わざわざ西洋医学的なレッテルを張る意味って特にないでしょ?
っていうのが私の持論です。
現状が変わらなくても、言葉のチョイスと捉え方で楽になるなら、そっちでイキマショ!
っていう提案です。
積極的な・イケイケなポジティブ思考というよりは、その一歩手前の、「テンションを上げ過ぎず、下げ過ぎない、ネガティブにならない思考」といいますか、「淡々思考」といいますか、「屁理屈思考」と言いますか(笑)
私、人生に淡々力と屁理屈力って必要だと思うんですよね。
あなたもぜひ身につけてくださいね、淡々屁理屈力(笑)
編集後記
2週間前後で花を買い替えるのですが、春になって色んな花が置かれています。もう慣れたお店なので、広い店内を大体5分で2鉢選んで帰ってきます。これで失敗することはほとんどないんですが、先日は一つミスを犯しました!香りがきつすぎる・・・(笑) 院内にはあまり大きすぎる花や色の濃いもの、においの強いものは置かないようにしています。あまり圧迫感のあるオハナはそれだけで疲れてしまうので。今回のオハナ。花好きには良い香りですが、そんなに花が好きでなくしかも体調がすぐれない人などは「臭う」という感覚になると思います。ゴメンナサイネ。許してくださいね。春ですからね。。どんな理由だ!!
ー編集後記しか読まない方への記事要約ー
屁理屈で生きよ!