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1000分の1ミリにこだわるー後編ー

前回の記事はこちら

で、調査結果の内容を教えていただきました。

結果としては、やはり以前の物とは違う点があったということです。

製造工程やその他手順は全く変更ありません。

じゃあ何が変わったのか、そこは詳しい内容は企業秘密だと思うので割愛しますが、それがどのレベルで違うとわかったかというと、もちろん肉眼では分かりませんでした。

で、300分の1ミリの拡大写真でもほとんど一緒。というか、私にはまったく一緒に見えました。

ここで、タイトルを思い出してください。

そう、1000分の1ミリ。

1000倍に拡大した写真を見せていただいたときに「あ、全然違う!」となりました。

いろいろ説明を聞いて、「なるほどぉ、だから感触が変わったんですね~」と納得しました。

また同時に、1000分の1ミリの違いに強くこだわっている自分自身の細かさに苦笑してしまいました。

だって、普段患者さんに対して「いやいや、そんな細かい傷は気にしないでいいと思いますよ~」

とか「気になる場所があっても、ま、いいか!って思うことが大事ですよ」「この皮膚のガサガサもまあ、ありますけど、ほとんど良いと思いますよぉ」「大丈夫、ほとんど見えないから」

なんて、患者さんからの肉眼レベルで見えるような引っかかりに対して偉そうにして言ってたのに、自分は1000倍に拡大しないと目に見えない、めっちゃ倍率上げないと見えないような、ちっさいちっさいサイズの変化に「全然違う」とか「涼やかな君でいてほしい」とか気持ち悪いポエム書いて、そこが気になって気になってメーカーに問い合わせてクレームまがいの文章まで送り付けてるんですよ??

お前どんだけ細かいっちゅうねん!

って話ですよ(笑)そんでもって、

「お前は『もやしもん』かっ!」

って話です。

・・・

ふぅ。

これでやっと前回記事冒頭の話を回収しました(笑)

これが言いたくて、ここまで記事を書いてきたのですよ♪

それはともかく。

そういったわけで、人間の感性ってここまで細かいものを感じ取るんだな、と正直自分で自分に感心しました。

人間ってこんな細かいところで快・不快を認識してるんだなと。

目には見えないけど感じているもの。

今回は顕微鏡で見えたけど、世の中には目に見えない現象がいっぱいあります。

目に見えないからと言って「ない」わけではないってこと。

「見えないけど確かに感じるもの」

私は、ここを大事にしているんだなと改めて思いました。

私だけでなく、おそらくすべての人がこういうことを感じているし、大切にしているのだと思います。

それを認識するかしないか、という違いはあるとは思いますが、認識してなかったとしても「なんとなく」という違和感・雰囲気で感じ取っているはずです。

今回、直接ご報告いただいた代表の方には感謝の気持ちでいっぱいです。

「今回ご連絡いただいてから、いろんな先生に確認したのですが、「全然違わないよ」という先生もいらっしゃって、でも、こういう違いを感じ取ってくれるくらい利用してくださる先生方にぜひこれからも使っていただきたい」とおっしゃっていました。

鍼も以前のものに調整してくれるようです。

今回は自分の一言がメーカーまで動かしてしまう事態になり、内心驚いています。

でも自分の一鍼で患者さんの気を動かすには、これくらいやるのは当たり前っちゃあ、当たり前です。

まあいろいろありましたが。

ああ、鍼が届くのが楽しみ。

当院の患者さんはぜひ、もやしもん鍼灸治療を楽しみになさっててください。

もし私の鍼の受けていて、あるとき違いに気づいたとしたら、あなたも立派な「もやしもん患者さん」ですね。

ー編集後記ー

あれ?ここまで書いておいてふと疑問に思ったことが。タイトルに1000分の1ミリと書いてしまったんだけど、合ってるのかなぁ??正確には「300倍」「1000倍」と書いてあったような・・・あれ?間違えた?全然違う??まあいいか、伝わるでしょ。そんな細かいことは気にしてもしょうがないよね。そんな小さいことで突っ込んでくるような『もやしもん』は、いないいない。ではまた。