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アトピーと刺絡

アトピー治療をしていると、鍼を抜いた後に出血することがあります。

施術のミスというのではなく、アトピー症状が強い方ほどその傾向にあります。

血の出方は人それぞれで、ほんの1滴という場合もあれば、タラ―っと綿花で何回も拭く必要があることもあります。

アトピーの方は顔が赤いですが、つまりそれは炎症があるという事。

なぜ赤いのかというと血液がそこに渋滞しているからなんですが、そういうところへ上手く鍼が当たると、皮膚表面に鬱滞している血液が取り除かれるというわけです。

昔から針治療では「刺絡(しらく)」と言って、鬱滞している血液を出血させることで症状を緩和させるという治療法がありました。

西洋の方では瀉血と言って、大量に血液を抜き取っていますが、刺絡の場合は、そういうのとはまた違います。静脈を狙ったものというよりは、少量出血させて、微小循環を改善させるという意味合いの方が強いです。

この辺は術者によっても違うのかもしれません。

私の治療院ではそのようにたくさん出血させることを目的とした治療ではなく、熱のこもったツボ、炎症の強い部分に鍼をしたらたまたま出血した、という感じです。吸角を使ってボンボン血を引っこ抜くようなやり方は好みでないですし(笑)

鍼を抜いた後の出血量が多いと(繰り返し言いますが、ドバドバ流れ出るという意味ではありませんからね。せいぜい綿花で何回かふき取る程度です)、そのときの治療効果はかなり良好だという印象があります。もちろん血が出なくても効果はあるんですけどね(笑)

籠っていた熱が抜けるので、痒みが楽になるとおっしゃる方もいますし、「熱さが減った」「涼しい感じ」と言う方もいます。

鍼を抜いた後、出血した方にはそのことを説明し、決して悪いことではないこと、むしろ効果が期待できるということをお伝えしています。

なので、家に帰った時に、頭に血がついていたら(百会という、頭のてっぺんに鍼をすることがある)、「うわ、血が付いてる!」と焦らずに、「やった!治療が効いてる!」と捉えていただければと思います(笑)

もしアトピーの方で、今まで刺絡をされたことが無かったら、一度は経験してみてもいいんじゃないでしょうか。そのくらい効果的な治療だと思うんで!

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