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取り組みの「根拠」を明確にして、ブレずに続ける事でアトピーを完治させる

今日は「なぜアトピーの炎症が中々ひかないのか?」を考えてみようと思います。

「炎症の理由なんて知ったって意味ないっしょ?手っ取り早く顔の赤みが引けばそれでいいんだからさ、そういうアトピーに効くツボ教えてくれればそれでいいって!」

っていうのが本音ですか(笑)

・・・

え?

そんなことないって?

どうしても知りたいって??

ぜひ聞かせてほしいって?

ありがとうございます(笑)では解説します!

目隠しをして剣を振り回すことなかれ!

アトピーの炎症に立ち向かうためには、炎症という名の相手を知る必要があります。

そうしないと、目隠しをして見えない敵に対して剣を盲目的に振り回しているのと同じこと(手当たり次第にいろんなことを試す)なので、まあ当たることもあるけど、当たらないことの方が多いわけで、当たらなかったらなにゆえ当たらないのかわからないし、そんなことずっとやってたら疲れてしまいますからね。

そうやって疲れ切っているアトピーさんは多いです。

だからまず、「見よう」というわけです。見えたら相手がどこにいるかはわかるわけで、そうしたら今度はしっかり踏み込み迷いなく切り込むことができますし、きっとその刀でアトピーを切ることができるはずです。

じゃさっそく!

で、「アトピー性皮膚炎」というくらいなので、「炎症」なわけですよね。

炎症というのは、体にとっては、いってみれば「戦争」みたいなもので、銃弾とか爆弾とかでドンパチやっているわけです。どこでドンパチやっているかというと、戦場は「皮膚」というところになるんですね。それで、戦争するには、銃弾とか、爆弾とか、その他諸々「物資」が当然必要になってきますね。戦争が長引けば長引くほど、物資が不足してくるので、どんどん供給する必要も出てくるわけです。

すると、「戦ってるから、闘うための物資をよこしなさい」って脳から信号がたくさん出ます。そしたら、「物資を送るんだな」と体が反応して、たくさんの物資が送られてきます。

でも、その物資ってどこから届くの?

それは、皮膚のすぐ下の血管から皮膚に送られてくるのです。

物資っていうのはつまり、血液のことです。

この戦争がどんどん長引けば長引くほど、「もっと物資を運ばなきゃ!」となり、「それなら細い血管よりも太い血管の方が効率よくたくさん運べるよね!」ってことになり、次第に血管を太くしていきます。それが「血管拡張」という状態ですね。

そうすると、外から皮膚を見た時に、血の色で、皮膚が赤く見えます。特に顔の色が真っ赤になりやすいですね。これは皮膚自体が赤いというわけではなくて、血の色で赤く見えるというわけですね。で、赤い部分を爪で引っ掻いたり、指で押すと、その部分が白くなり、指を離すとまた赤く戻ります。これは血管が押しつぶされて、充満している血が一時的になくなるから白く見えるのです。

だから、これは皮膚自体の色の問題じゃなくて、血液・血管の問題なのです。

血管というのは、網みたいなもので、血管という網が拡張して、網目が大きく拡大されると、ここから色んな物質が漏れだしてきてしまうのです。

たとえば何かの刺激で細胞から毛細血管を広げるヒスタミンが放出されると、そこから血液の液体成分を血管の外へ漏らしてしまいます。そうするとアレルギー反応の物質などもどんどん届いてしまい、ますます皮膚という現場の戦争が活発になってしまうのです。

皮膚組織に漏れ出た液体成分は、本来の居場所である血管から追い出されたことになります。どこかに居場所を見つけなければならないので、皮膚の表面に逃げ場を作って盛り上がりができるわけです。これがプツプツ・ボツボツの正体というわけです。これを東洋医学的には「湿邪」というのは、この前の記事で書いた通りです。

血液の中に熱がこもって血が沸騰して皮膚が赤く見えるので、東洋医学的には「血熱(けつねつ)」なんて言い方をします。

それから、「炎症」というものは次の炎症を山火事が広がるように広げていって、中々終了しません。

炎症が起こると、バーナーで焙るようなかんじで細胞が破壊されます。

細胞が破壊されるとその中から「炎症を起こせ!」という信号が含まれた物質が出てきます。これが、炎症が次の炎症を起こし、まるで山火事がどんどん広がっていくような状態になるのです。

これを東洋医学的には「熱毒(ねつどく)」なんて言ったりします。掻けば掻くほどかゆみが広がるというのはこういう状態を意味します。

この状態まで行くと、自分一人でどうにかするのは本当に至難の業です。山火事一人で消せますか?って話になりますからね(笑)

前回の記事で、プツプツやボツボツは中に老廃物が入っていて、それは東洋医学的には「湿熱(しつねつ)だよ」というお話をしました。それと今回の「血熱(けつねつ)」「熱毒(ねつどく)」。東洋医学的な名前なんてどうでもいいのですが、ようするにこの3つの状態がせめぎあって炎症という、皮膚の火事が終息しない状態が続いているよということなんですね。

炎症は湿熱、血熱、熱毒

・皮膚に次々とブツブツ、ポツポツが出来る湿熱
・「戦争だ!物資を送れ!」と血管を広げ血液を皮膚近くに送ってしまう血熱
・炎症そのものが次の炎症をどんどん引き起こす熱毒
アトピー性皮膚炎の急性期はこの3つがせめぎあって大火事状態になっているのです。こうなると皮膚は焼け野原状態です。

注意
ちなみに、東洋医学で言う「熱」は「体温」とか「平熱」「発熱」とはまた違います。だから体温を測って「熱がある・ない」という判断はまた違いますから一緒にしないでくださいね。舌とか、症状の出方とか、大小便の状態とか、ツボの状態から総合的に見て「熱」かどうかを判断していきます。

どうですか?大まかなイメージはつかめたのではないでしょうか。いかに早く確実に消火活動ができるか?アトピーを完治させるにはこの熱の状態をいかに見極められるかにかかっています。

熱の排出ルートをいかに確保できるか?

治療をするにしろ、養生するにしろ、ここが勝負の分かれ目になってきます!

根拠を明確にして、ブレない自分でアトピー解決に取り組む

今あなたがアトピー改善に向けて行っている「それ」。例えば、食事療法でも、漢方でも、それこそ鍼灸でも。「それ」がいったい何のためにやっているのか?自分のカラダの中で何がどうなっているのか?それを踏まえたうえでの「それ」であるかどうか。

鍼灸一陽では「アトピーは熱だと考える。熱の停滞。熱がこもっている。体内にこもった余計な熱を排出することがアトピー完治への道となる」こう考えています。

細かい治療戦略は人それぞれ違いますが、大枠としてはこの方向でもって対応しています。たとえ症状が良くなっていたとしても、この「熱」の状態が芳しくなければ、「まだ安心できませんぞ!」と言いますし、「まだかゆいんだけどさぁ?」といわれても、「これは熱が引いてきているので、良くなってきています。まだ自覚症状として感じられていないだけですね。このまま治療方針は変えず続けていきます」という説明をします。

このように根拠をもってブレずに淡々と日々臨床をしています。

私のアトピーの施術にはすべてこの、理由・根拠が存在します。それをもとに治療を組み立てているからです。なにをするにも「こういうわけでここに鍼をします」という意図を込めています。

ある程度根拠があって取り組まないと、「とりあえずやっておく」程度の事だといつまでたっても出口は見えません。「これこれこういう理由でこうだから、今自分はこれをやっている」という事を明確にすること。そうすることで自分がぶれなくなってきます。いちいち悪化しても落ち込みにくくなります。

ここがあいまいだと悪化した時に一気にメンタルが落ち込んで「やーめた!」となって中途半端で次に行く羽目になります。

だから、ブレないでくださいね。折れないでくださいね。

ブレない折れない自分でいるために、自分だけの根拠を明確にして、アトピー改善に取り組んでいきましょう。

ー編集後記ー
最近、浦和駅直結のジムが出来ました。なんと早朝5時からやるみたいです!すごいですね。実は、私にも野望がありまして、受付時間を朝6時~14時迄という、そういう8時間労働をするのが目標なのですが(笑)、誰か朝6時に来ませんか?(笑)結構本気なんです!!

 

~編集後記しか読まないというあなたへ記事の要約~
・ブレるな!