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アトピー性皮膚炎の鍼灸治療例(8)

患者

20代女性

初診

2018年11月

主訴

アトピー性皮膚炎の悪化、肌荒れ、湿疹、炎症

状況

小さいころからアトピーがあり、2,3か月前より肌が荒れてきた。

さらに、先月泊まりに行った際に、旅館のシャンプーが合わず、そこから頭皮のかゆみも収まらない。

仕事が終わりかけると、かゆみが出る。

腕と足が一番かゆい。

現在皮膚科で処方されている薬はロコイド軟膏、ジフラール軟膏。

これらを1日二回使用しているがかゆみが収まらない状態。

かゆみの部位は、頭、あご、おでこ、耳、首の前・後、胸、脇、鎖骨周辺、上腕、前腕、手の指、肘、手首、背中、肩甲骨、腰、脇腹、おしり、太もも外側、足の甲、脛、ふくらはぎ。

現在ステロイドを毎日全身に対して使用している。

治療経過

初回施術3週間後、調子良化。10→5.全体的に赤味が薄くなっている。

さらに2週間後、3回目。10→3.

4回目、12月後半。かゆみなし。

まとめ

ほとんど初回でケリがついた症例。

見た目は全身にブツブツと赤黒い湿疹が広がっていて時間がかかるかと思われたが、予想に反して、順調な経過をたどった。

治療もほとんど回数をこなしておらず、このような来院ペースでよくなる人はかなり珍しいケース。

早めに良くなったから通う間隔が開いたのかもしれないが、その辺は確認しなかったのでわからない。

正直、「毎回これくらいだと楽でいいんだけどなぁ」と思えた症例だった。

ただ、こんなにスムーズにいかない人の方が多いので、自分で症例報告をしておいてナンだが、あまり短期間ですんなりと治ることは期待しない方が良いと思う。