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産後・生理前後の手、指のアトピー・かゆみ・湿疹

アトピーは全身性の皮膚炎ですが、そうではなく一部、局所的に頑固な症状があらわれ、それがいつまでも改善しないという方もいます。例えば、以下のような状況に当てはまる方もいるのではないでしょうか。

・他はどこもかゆくないのに手首から先だけアトピーがあってかゆみが治まらない
・出産後、手指の荒れ・かゆみがひどくなり、湿疹が治らない
・とくに薬指周辺だけ治りにくい
・指の間・指の股に水疱ができてかゆい

なぜ、指にだけ症状が出るのか?不思議ですね。しかも、「薬指だけ」とか(笑)

たまにいるんですよね、「この指だけかゆいんです」って方。

「症状」はいろんな要因が重なって出現すると考えているので、「〇〇が原因だ」という、一つに限定してしまう考え方は危険※だと考えていますが、「要因の一つとしてこういうことはあるんじゃない?」っていう仮説はあります。

注意
※「アトピーの原因は合成洗剤だ!」とか「油を変えればアトピーは治る!」とか、「温泉で治す」とか「和食がいい」とか、「〇〇という症状には△△が効く!」なんて文言はありふれています。

これは、病気や症状を「正常・異常」で判断しているからこそ出てくる言葉です。確かにそういう側面もありますが、私が大事にしているのは「調和・不調和」という視点です。

「正常か異常か」という見方は、局所的すぎるのです。対して「調和・不調和」というのは、もっと全体的なバランスを意味しています。私が目指している世界は「皮膚」という「部分」を正常化させるというよりは、体全体・心身の調和を目指しているのです。全身が調和されれば、皮膚で起きている不都合が解消されるのは自明の理です。そういう意味で原因を一つに限定してしまう考え方は危険だという事です。

その仮説は、「女性ホルモンの影響」です。

ある研究論文があって、その内容というのが「男と女、人差し指と薬指の長さ」に関する論文内容です。

どんな内容かというと、

人差し指と比べた時の薬指の長さは、人が母体内で受けた男性ホルモンの量で決まるという事が過去の研究で明らかにされています。

なので、テストステロンなど、それらの男性ホルモンをより多く受けると、薬指が人差し指より長くなるらしいです。

そう考えると、出産後に手湿疹、とくに「薬指だけかゆい!」なんて言う症状は、出産によりホルモンバランスが崩れた影響があると考えられますね。

それが原因であるとするなら、産後の弱りや出産後に現れてきたその他の症状を回復させることが手のアトピー改善へのヒントになります。

逆に言うと、いくら手にステロイドを付けても保湿を塗っても意味がない可能性が高いという事も想像できますね。

これは、「鏡に映った自分の顔が汚れているからと言って、鏡をせっせと拭いても汚れた顔はきれいにならないでしょ?」ってことです。

この場合、「薬指のかゆみ」というのが「鏡に映った自分の汚れた顔」というわけです。

さて。

仮に問診時に、産後にアトピーが悪化して、しかもそれが「手」に限局しているという事がわかり、「どうやら出産によりホルモンがバンスがうまく改善できないことが大きな要因としてあげられるんじゃないか?」という答えを導き出したとしましょう。

そしたらいったいどんな治療をしましょうか。

あなたならどんな対策をします?

さっきも言いましたが、保湿クリームを手に塗るというのは、原因に対するアプローチではない気がしますよね。

「クリームを症状の出ているところに塗ってホルモンバランスが改善する」なんてことは考えにくいですもんね。

じゃあどうすんの?

鍼灸ではどう治療するの?

まさか「薬指に鍼します!」なんて、これだけのわけはありません(笑)

ってことで私なら、先ず下腹部の状態をチェックしますね。

産後の体調が戻らない方は、下腹部を中心とした腹部全体の正常な膨張と収縮が回復できていない可能性があります。

要するに呼吸に伴うお腹の動きがスムーズでない、あるいはお腹が膨らんだりしぼんだりするほど動いていない・それほどに呼吸が浅い・呼吸ができていないということです。

これだと出産時に広がった骨盤が自力で戻せていないという可能性につながるのです。

下腹部がしっかり使えるようにならないと骨盤内にある子宮・卵巣の血流も悪くなりますし、当然女性ホルモンのバランスにもかかわってきます。

もちろんこれは産後だけじゃなく、生理前後で悪化する手のアトピーなんかにも言えることです。

とにかく、下腹部の状態を改善させてあげることが、指のアトピーに有効になることがあるという事だけでも覚えてもらうといいでしょう。

この辺の視点の違いがお医者さんとはまた違うところで、病院でも治らなかったアトピーが鍼灸でお役に立てる理由の一つだと思います。

自分でできる対策は?

さあ、じゃあ今度は「どんな対策がいいの?」という事をお伝えしましょう。

今回、特にお勧めしたいのが、写真にある「丹田呼吸」です。

もう「積極的に下腹部を使っていきましょう」というスタンスの呼吸法です。

参考文献「奇跡の3日腹ペタ」著・森田愛子

私も上記の呼吸法をよくやりますし、患者さんにも教えています。数回やるだけでちょっとした疲労ならバーッと押し流せるような感覚になり、すぐに元気になれる、おすすめのものなので、ぜひやってみてください。

ちなみに、ちょっとコツが必要です。下腹部を膨らませるのと同時に腰も膨らませるイメージを持ちます。そうするとより、指を押し返す働きが強くなります。また、押し返す感覚がわからない場合は、少し頭を持ち上げるとわかりやすくなります。

それから、注意点としては、お腹の上の方に力が入ってしまうとのぼせたりするので、この点を注意してください。

よく、「アトピーを改善するツボ」で検索する方がいると思いますが、ツボを押してアトピーが楽になるなんてそんなことはありませんのであきらめてくださいね(笑)

自分の今までの食べ方、動き方、考え方など、生活の癖が総合して積み重なって出現したものがアトピーです。

そういうものの癖を見つけて、しっかりと向き合っていくことでしか、アトピー改善への道はありません。

体を変える大きなツールとして食事よりも運動よりもまず、呼吸法があるよということです。

服の素材を変え、洗剤を変え、食事を変え、運動も始めた。

でも治らない。

その治らない理由は何か。

まだ変わってない根本の部分があるからだ。

その根本は何か。

私は呼吸にあると考えています。

呼吸のエラーはホントに致命的です。

一食食べなくても死なないけど、

10分呼吸しなかったら、大体の人は死にます。

10分ずっと息がしづらかったら、その間ずっと生きづらいです。

それくらい生命活動に直結した運動が呼吸なのです。

だから私は「呼吸」を根本に据えているのです。

いま、息がしにくい状態であるという事を気づいていない人が多すぎるのです。

油を変えるとか
洗剤を変えるとか
服の素材を麻にするとか
ココナッツオイルを塗るとか

まあそういう事も大事ですし、お伝えもしますが、あくまで補助という役割です。

ホントに変えるべきことの根本は「息遣いを変えること」です。そして「調和した身体」「心身の調和」を目指すことです。

一陽では一人一人に合わせた呼吸法を設計して提案しています。もちろんこの丹田呼吸もできてるかどうか知りたい方には、きっちりチェックしています。

もしあなたのアトピーが、手だけ特にかゆいとか、産後に悪化したなんてことがあればぜひ、この呼吸法を実践してみてください。もちろん、アトピーに限らず、女性に限らず、どのような方も、しっかり下腹部を使えるようになることは健康を手に入れるうえで、大切な部分ですので、すべての人へおすすめできる呼吸法です。

「アトピーを治すツボ」はおそらく存在しませんが、「アトピーを治す呼吸法」なら今後、体系化できるのではないかと考えています。というか、そうできるように励んでいきたいと思います。知りたい方は、お楽しみに♪

ー編集後記ー

この年になって「鬼滅の刀」「アオアシ」という少年漫画にハマっております。いえ。訂正します。この年になって少年漫画ハマったのではなく、少年の頃からずっとハマっておるのでした(-_-;)「ドラゴンボール」がマンガへ興味を持つきっかけでしたが、いまだにそこから抜け出せておりません。マンガがこの世からなくなったら私の心身の調和はどうなるんだろう。そんな気さえしています。趣味で息抜き。これも大事な息遣いの変え方ですよね。皆さん、おすすめあったら教えてくださいね(^^)/

 

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