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食事療法をしてもアトピーが完治しない理由

アトピーの方が食事内容に気を付けることはとても大切なことです。

しかし、食事療法だけではアトピーが改善・完治しない場合も多いです。

(もちろん、これだけでかなり楽になる人も多いですし、そのまま完治する人もいます。)

食事を気を付けるだけで治っちゃう人はそれでオッケーです。

ただ問題は、食事に気を使っているのにそれでもかゆみや赤味などアトピー症状が楽にならない場合があって、それは一体どういうことなのか?いったいどういう理由で良くならないのだろう?と、こう考えている人も多いんじゃないでしょうか?

一陽に来る方でも、全く食事の事なんか今まで気にしてこなかったよ!っていうアトピーさんもいますが、「もうさんざんやった!お菓子もやめて、コーヒーも飲まなくなったし、お茶はルイボスティーにしてるし、水もミネラルウォーターだし、マクロビもやったし、ココナッツオイルも、亜麻仁油もオメガ3も分子栄養学も、もうぜーんぶやった」と言って、それでも治らないでうちに来る方もいます。

繰り返し言いますが、食事療法をやってアトピー症状が良くならないからと言って、食事を乱していい理由にはなりませんから気を付けてくださいね!

病があってもなくても食は乱してはいけません。

息、食、動、衣、家、そして精神。

これらは常に調和させておく必要があります。

で、話を戻しますと、何で食事に気を使ってもアトピーが治らないの?ということです。

ここで、一つ質問!

「アトピー治療の基本とは何か?」

そう聞かれたらあなたはどう答えますか?

ステロイドを塗ること?

保湿すること?

掻くのを我慢すること?

まあ、色々ありますよね(笑)

私の答えは、体にとって不要なもの・悪いものを

「入れない、溜めない、追い出す」

です。

「アトピーは体の中のお掃除がうまくいっていない状態」

私はそう考えています。

アトピーの人は汗をかけないし、便秘の人が多いです。それでいて食べるのが大好き。しかも体に悪いもの(笑)。

というわけで、体の中の余分なものをどんどん外に出してあげる必要があります。

でも、「食事内容に気を付ける」だけだと「悪いものを入れない」という条件は満たしていますが、「溜めない・追い出す」という条件は満たされていないんですね。

今まで溜っていたものを追い出さなくてはいけません。

食事を変えてもアトピー症状が良くならない人は、この部分がうまくいっていないのです。

だから、お通じを増やすこと・汗をかくこと。この2点をどうにかしてやる必要があります。

この辺でうまくいかずにつまずいている人は結構多いです。

「もうあとはなにやりゃぁいいの?」

って感じ。

もし今あなたが、食事療法を頑張っているのに、「全然アトピー良くならん!」と思っていたら、「溜めない・追い出す」こういう視点に注目すると良いでしょう。

どうしたら便通良くなるの?

→鍼でしょうな(笑)

鍼は内臓の働き、とりわけ胃腸の働きをものすごく活発化してくれますし、何より、皮膚に直接アプローチすることのできるとても優れた治療法です。アトピーとの相性は抜群です。

中は大腸のフン詰まりを疎通してくれるし、外は皮膚近くの鬱滞も直接鍼をすることで、疎通してくれます。

うん。もうアトピーには鍼灸しかないんじゃないかな。

漢方は中から効かせるけれども、外からは効かせられない。

逆に鍼灸の場合は、中を変化させつつ、外からアプローチできます。

うん。もう鍼灸しかないっしょ(笑)

ま、当然ですが、手段は鍼だけじゃありません。どんな手段でもいいので「追い出す」という目的を達成するために、色々頑張ってみましょう!

編集後記

こないだ、患者さんと「歯ブラシ何本ある?」って話になったんです。で、「4本っす」って答えたら「歯科衛生士さんですか?」って言われました(笑) 大小硬軟を使い分けると気分転換になるんですよね。口の中の状態をさっぱりさせておくことってとっても大事です。もし口の中に違和感があったらいい治療できないんです!あなたもぜひ試してみてね(笑)

―編集後記しか読まない人のための記事要約―

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