毎年この時期は、症状が悪化する方が多いです。
赤み、かゆみ、だけではなく、浸出液が止まらない、といった症状も併発する方が多いです。
滲出液が出ると、人によっては寒気が止まらなくなり、睡眠状態も悪化します。
かなりメンタル的にもきつくなります。
夜眠ることができないと、その時間帯は不安でいっぱいになります。
眠れなかったことによる身体的ダメージもありますが、
「また今夜も眠れなかった」という精神的ダメージをさらに負ってしまう。
またさらに
「今夜も眠れなかったらどうしよう」という不安感
も増大しているかもしれません。
今、これを読んでいるあなたももしかしたら、そんな不安の真っ最中かもしれません。
そして、こんな言葉が頭の中を回っているのではないでしょうか?
「今取り組んでいることは合っているのだろうか?」
「もっと何か良い方法をやったほうがいいのではないか?」
「〇〇って栄養を取り入れたほうがいいかな?サプリは?油は?漢方は?新薬は?」
「〇〇は食べないほうが良い?食べたほうが良い?」
そして、
「今この辛い現状から脱出する何か一発逆転の対処法はないだろうか?」
なんて思いを胸に、毎日毎晩何時間もスマホを見つめ続けているのではありませんか?
そして、あらゆる記事に目を通し、情報を頭の中へ入れたら今度は、次のような言葉が頭に浮かぶのではないでしょうか?
「一体何からはじめればいいのだろうか?」
それでまたいろいろ検索し始める。
・・・
これの繰り返し。
どうでしょう?
結構当てはまる方、居るんじゃないでしょうか?
今日も、そういう方がいらっしゃいました。
ある程度よくなってきていたのに、ここ数週間で一気に悪化。
「いろいろごちゃごちゃで、まずなにから始めたらいいんでしょうか?」
このような質問、ぼやきをいただきました。
今回この方にお伝えしたことの一つは、
「食べ物をよく噛みましょう」
ということ。
アトピーを改善するうえで、食事の内容を変えることも大事なのですが、例えば自分で、一人でいろいろ調べていって実践しようとすると、あるサイトでは「Aという食品はアトピーに良い!」と書いてあるのに、別のサイトでは「Aという食品はアトピーには良くないので絶対にやめるべき!」なんて書いてあって「一体どっちが本当?」って思ったことはないでしょうか?
しかし、いま辛すぎてしょうがない時に、その情報の成否を判断する余裕はないわけです。
なので、この際、何を食べるのか?という視点は外しておいて、やることを絞りましょう。
それが「よく噛む事」
多分、ここに反対する人間っていないはずなんですよね。
だけど誰もやらない。
みんな最新の情報、最新のエビデンスの方が価値があると思ってる。
でも、本当に価値があるのはエビデンスよりもアゴでんす。
よく噛めば消化に負担がかからないし、血糖値の急上昇も起きにくくなります。
血糖値が急上昇したらそのあとは、急降下する可能性があります。
こうした血糖値の乱高下は、自律神経を乱します。
というか、乱高下してるんだから乱れてるよね、って話です。
消化に無駄な体力を使わない。
自律神経に余計な仕事をさせない。
そのために、「何を食べるか?」よりも「どれだけよく噛めるか?」を意識する。
よく噛めばその分食事はゆっくりになります。
いつもの倍の時間をかけても良いと思います。
つまり、いつもの倍の回数を噛んでみましょう。
体の回復にはエネルギーが必要です。
エネルギーは食べたものから作られる。
しかし、エネルギーを取り入れるにも体力がいる。
消化に負担がかかれば、栄養の吸収率も下がる。
よく噛むことで消化の負担を助け、栄養の吸収を促す。
皆さん、噛む力を軽視しすぎている。
奇をてらった健康法なんていらないんです。
まず、噛む。
どれだけ噛めばいいの?
ドロドロになるまで、です。
お米だったら、おかゆよりもドロドロになるまで口の中で噛みましょう。
野菜だったら、ポタージュスープみたいにドロドロになるまで口の中で噛みましょう。
え?
そんなの無理だって?
気持ち悪いから嫌だって?
大丈夫、簡単なことさ。
だって、ただ噛めばいいんだから。
300回も噛めば良いんじゃないか?
え?多い?
じゃあ200回はどうだ?
え?まだ多い?
じゃあおまけだ、100回でどうだ?
これならできるだろ?
よし、決まりだ。
今から100回噛んでみよう。
3分の1に減ったんだ、簡単なことだろ?
これなら君にもできるはずさ。
難しい計算も、緻密な手作業も要らない。
準備も後片付けもいらない。
高い代金も不要。
ただ噛むだけで栄養が体に入るんだぜ?
ただそれだけで健康が手に入るんだぜ。
すごいだろ?
君に今必要なのは、顎だけだ。
顎を持ってない奴はいるか?いないだろ?
ちょっと位、ずれてたって外れ易くたって、問題ないさ。
さあ見せてくれ、君の力とその顎を!
・・・
スイマセン、途中からおふざけが過ぎました。
まあ、これくらいライトな気持ちで噛みましょう、ってことです。
「健康のために」とか
「早く治るために」とかはいらない。
ただただ淡々と噛み続ける。
焦らず急がずのんびりと。
治ることを期待せず
治らないかもと悲嘆せず
目的無く終わりなく
勝手になくなるまで噛み続ける。
まずはこれから始めましょう。
スマホ検索に時間を費やすより、はるかに良いはずです。
「時間が無いからゆっくり食べれない」とかはいらないです。
ゆっくり食べてる間に時間がきたら残せばいいんです。
一口で時間が来たら、そこでやめればいいんです。
それだけです。
あとは良く寝ること。
こんな長ったらしい記事は早く閉じて眠ること。
ではまたおやすみ。