ある患者様が実家に帰省され、お母様と顔を合わせたときに、「こんなに楽になるなんて、あの時鍼灸やってればねぇ」と言われたそうです。
幼少期からステロイドを使い続け、この方の中では「ステロイドじゃ治らないことを確信している」そうで、それでウチで鍼灸をやることになりました。しかし、お母様の方は、ステロイド治療以外は認めない、という方針で、その点に関しては長い事確執があったそうです。
要は「鍼灸なんて大丈夫なの???」というわけです。しかしご本人はステロイドじゃ治らないことを確信されているので、結構やりあった後で、距離を開けました。
それで2年ぶりに帰省して、お顔をみられた時に、お母様がおっしゃったのが冒頭の言葉です。
2年前は外出するのも怖かったのが、今ではそんなことは全くない状態。一目見てわかるくらいの変化だったので、お母様もお認めになられた様子だったとのこと。
ご家族にまで認められるようになったのはうれしいことです。
鍼灸っていうのは本当に良い職業だと思います。
・・・あの時鍼灸やってればねぇ。」の後にあっさりと、こう言われたそうです。
「でも、あの時は知らなかったからねぇ」
呵呵呵!