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アトピーと呼吸とおなかの関係

ずっとステロイドを使っていないのに、いつまでたってもこどものアトピーが治らない!その原因はなに?

食事にも気を付けてるし、ステロイドも使っていない。だけどなかなかアトピーが良くならない。今日もそんな悩める5歳のあとぴっ子がやってきました。

彼は生まれた時からアトピーでした。

最初は顔だけだったけど、経過とともに顔には出なくなった。

代りに出てきたのが肘と膝。

治りかけては掻き壊し、また治りかけては掻き崩す。

そんなことをもう3年も繰り返している。

あとぴっ子のからだは、どうなっている?

さて、この子のアトピーの原因は一体何でしょうか。

医者なら検査をしますが、私は鍼灸師。

しっかり身体全体をみることが、私のお役目です。

 

そして、改善のヒントは、呼吸に伴うお腹の動きを改善することにある、と私は考えました。

呼吸とおなかの関係に注目!

今日は、赤ちゃんや、小さいお子さんの、なかなか治らないアトピーの原因を、呼吸とおなかという視点から、考えてみたいと思います。

ちなみに、子供のアトピーも大人のアトピーも基本的には呼吸とおなかの関係は同じですので、大人のあなたがもしアトピーでお困りでしたら、読んで損はない内容になっています。

否、読んで得する内容になっています。

否、読まなきゃ人生損する、読んだら人生変わるレベルの内容となっています。

やや、言い過ぎましたでしょうか(笑)

お子様にに深呼吸させてみましょう

さて、読者のあなた、ちょっと一回深呼吸してみましょう。

そして、観察してみてください。

息を深く吸いこんだ時に、下腹部はふくらむでしょうか?それともへこむでしょうか。

もう一度、観察してみてください。

今度は、息をしっかり吐いたときに、下腹部はへこむでしょうか?それとも膨らむでしょうか。

あとぴっ子のお母さんなら、その場で子供に深呼吸を促して、観察してみましょう。

どうですか?

さあ、

 

 

息を吐くとき、下腹部は自然と凹みます。

「へこむという状態がどうだかわからない」という方もいるかもしれません。

その場合は、「少なくとも、膨らんでいるとはいいがたい状態」であるかどうかでジャッジしてみましょう。

 

 

今度は息を吸いこみます。

この時、下腹部がしっかり膨らむでしょうか。下腹が膨らむのが正常な動きです。

肩が上に上がったり、胸が膨らむような形になるのは、NO GOOD!

肩が上に上がる時、首が短く見えることもあります。そのように見えた場合も、NO GOOD!

 

 

息を吐いたとき、下腹部がポッコリと膨らんでしまう方。

あなたは何かしらの慢性病に悩まされていることでしょう。

子供アトピーはこのパターン、非常に多いです。

大人のひどい状態になると、そもそも呼吸をしたときに、腹自体がそんなに動かなくなります。

 

 

息を吸ったとき、胸が大きく膨らむのは、下腹部がしっかり使えていない証拠です。

胸だけの浅い呼吸になってしまいます。

 

なぜ息を吐いたときに下腹部が膨らむことが良くないことなのか。

これはペットボトルを例に見ていきましょう。

 

ふつう、ペットボトルの容器の腹を押したら、中から空気は出ていきますよね。

言い換えれば、空気が出ていくときは容器はへこむということです。

人体もこれと同じです。

息が出ていくときは、腹はへこむんです。

ペットボトルの中から空気が出ているのに、容器の腹が膨らんでいたら、それっておかしいですよね?

人の体の中から空気が出ているのに、お腹が膨らんでいたら、それってやっぱりおかしいことなんです。

呼吸のエラーとアトピー

そのおかしいことが、あとぴっ子のからだ、お腹に起きているわけです。

これって、不自然、なことじゃありません?

自然じゃないんです。

こんな不自然な呼吸を24時間続けていることになるんです。

そりゃあ、身体はどこかにエラーを起こします。

どこにエラーが起きるかは人それぞれです。

エラーが皮膚に起きやすい子は、アトピーがなかなか治らないというわけです。

この不自然な基盤が改善されないと、いつまでたってもアトピーは治らないでしょう。

 

血液検査とか、アレルギー検査って、異常がないことも多いので、私は特に重要視していないんですが、

検査結果に異常がないから何がアトピーの原因かわからない、

だから自分のアトピーは治らない、子供のアトピーは一生治らないかもしれない、

そうあきらめたり、不安になったりする方もいるかもしれません。

自然な呼吸は生命そのもの

しかし、あきらめたり不安になったりする前に、

もっと人間として、動物として、自然な呼吸ができているかどうかを大切にしませんか?

自然な呼吸を発現させることは、生命としての本来の姿です。

 

医学の進歩は著しく、次から次へと新しい検査、新しい薬が開発されてきています。

アトピーの新薬も出たりしますね。

でも、人が呼吸をしなければ生きられないということは、100万年前から全く変わっていません。

現代人はいま、息ができていません。

夢の新薬を待つのでなく、もっと足元にある、腹の中にある、自分の中に眠る、内なる自然の呼吸を取り戻したいです。

人が健康でいるための叡智は、すでに本人の中に眠っています。

異常か?正常か?という検査結果を気にするよりも

自然か?不自然か?という呼吸状態にぜひ、目を向けてみてください。

2 Comments

NObuko Morita

保育士です。
アトピッ子達の対応に大変参考になります。

atopyharikyu

ありがとうございます。
あとぴっ子の親御さんたちはアトピーに関して、かなり意見が分かれる時期なので、保育士さんも大変ですよね(笑)

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