2回目に来られた女性。
ありがたいことに、初回で効果を感じられた様子。
本人曰く「今までで一番良い」とのこと。
ここまで著効するのは、ちょっと珍しい(笑)
ご家族からもその変化を指摘され、自覚的にも他覚的にも良化したということで喜んでいるご様子。
「鍼灸ってすごい仕事ですね」
と言われました。
「何がすごいと感じたんですか?」と私。
「病院の医者だと、体に触れて診察なんて全然しなくて、でもここだと、体に触れて『ここがこうなってる』とか、それをもとに『じゃあこういう治療をしましょう』って説明をしてくれるけど、今までこんなこと一回もなかった。本来はこれが当たり前だと思うんだけど、それがすごいなと思って」
いまは、皮膚科のお医者さんは、皮膚に直接触れるってことをしないみたいですね。
他の患者さんも何人か言っていました。
「こんな風に触ってもらったことない」って。
鍼灸は触れなきゃ始まらないし、触れることがすべてと言っても過言ではありません。
「鍼の刺し方」よりも「肌への触れ方」の方が大事なんですよね。
私が最初に学んでいた鍼灸の勉強会では、5年間一度も鍼を刺す練習をしませんでした。
ひたすら触れることへの練習でした。
それくらい徹底してその部分を鍛えました。
そういう部分も、東洋医学と西洋医学の違いの面白い部分かもしれませんね。
ちなみにこの方は、腹診をしたときに、
「気持ち悪いから触らないでくれ」
と言ってましたけどね(笑)
まだまだ私の技術も未熟ってことです。
精進します!