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子供のアトピーと親子の関係

今回は、初診のある一コマの風景をお届けします。

いわゆる雑記です。「うちにはこんな方たちが来ていますよ」という一例をご紹介します。

タイトルにあるような「アトピーと親子の関係性」についての、何かしらのお悩み解決系の記事ではありませんので、「アトピーの子供に対して、親はかくあるべし」という内容を期待した方はご注意を。

→「アトピーの子を持つ両親とドクターとのかかわりについて」の私見を加えました。これ結構大事なこと書いてます。

「ステロイドは使いたくないし、なるべく医者にも見せたくないんだけど、お医者さんは行くべきか否か」を考えているお母さんには知っておいてほしい内容です。

知らなければ我が子を守れないこともあるのです。

最後の方に書いてあるので、それだけ知りたい方は最初の方は読み飛ばしてオッケーです。

初回、学生は両親と共に来院する

うちに来るアトピー性皮膚炎の方は、大人ばかりでなく、子供も多いです。

最近は学生が増えています。

高校生くらいだと大抵、初診のみ一緒に来院され、2回目以降はご本人が一人で通院する、という流れがほとんどです。

中学生・小学生は、距離にもよりますが、毎回付き添っていらっしゃる方も多いです。

ですので毎回本人だけでなく、お母さんとも状態についてのチェック・今どんな状態なのかの説明を行います。

一緒に来るのはほぼ100パーセント母親

アトピーの子を連れてくる両親は、ほぼ100パーセント母親です。

「お母さんが子供を連れてくる」

これがよくある初診の風景です。

父親の顔というのは、まあ見ないです。

昼間、仕事をしているお父様の顔を見ないというのは当たり前のことではあります。

2人の両親に伴われて来院した中学生

ついこの前、目の周りのアトピーがひどくなったということで、やってきた中学生がいました。

目の周りが浸出液により、ひどい状態になっていて、そのことで同級生と顔を合わせることが苦痛になり、学校にいけない状態になっています。

帽子をかぶり、フードをかぶり、問診の1時間くらいは、彼の目は全く見えない状態でした。

話を聞くと、家の中でもフードをかぶるという状態とのことでした。

この子もご両親と一緒にやってきたのですが、今回はお父様も一緒に来院されました。

親が二人で来るというのはとても珍しいことです。

いざ問診が始まる

早速問診に入ります。

問診では本人が喋れれば本人に聞きますが、ご両親に確認することももちろんあります。

本人がよくしゃべるタイプなら本人に聞きますし、そうでないならご両親とのやり取りが多くなります。

今回の対話は後者。

こういう時、基本はお父さんはほとんど黙っていることが多いです。

しかしこのご両親は、そこら辺のご両親とは気合が全く違った。

何が違うって、矢継ぎ早の質問が、お父さんお母さんの両方からどんどん飛んでくる。

もう、「息子をどうにか治したい」という思いがバンバン伝わってくるのです。

何をどうしたら息子が良くなるのか。

お父様はメモを取りながら質問をして、メモを取られています。

お母様も今までの経過を、ほとんどこちらが質問することなくお話ししてくれます。

子を連れて親が来るというのはそれだけでもう、「どうにかしてわが子を治したい」という強い思いがあるのは十分伝わります。

その時何を聞かれてどんな答えをしたのかは忘れましたが、このお二人の強い想いはとても感じるものがありました。

不安や今までの対策に対する後悔はありつつも、冷静に現状把握、今後の対策についてのこちらのお話を熱心に聞いて頂いたように思います。

本当に彼のために何とかよくなってほしいと思ったし、このご両親の安心する顔を早く見たい、そのお役に立ちたいと思えるような方たちでした。

目の周りなので、失明の心配もあります。

むしろそれが一番心配なことだと思います。

そんな状態にならないように、全力を尽くすことを静かに誓った瞬間でした。

鍼灸×皮膚科の併用、オッケーです

そして、このご両親は、うちへ来た後、その足で、ステロイドを使わない皮膚科の先生のところを初診で受診するとおっしゃいました。

「そういう先生のところへ行きたいのですが、こちらと併用しても大丈夫ですか?」

とご質問いただいたので、

「もちろんです」

とお答えしました。

よく「皮膚科のお医者さんへ通ってもいいですか?こちらと併用しても大丈夫ですか?」と聞かれることがあるのですが、鍼灸通いながら皮膚科クリニックも通うというのは、私の方は何も問題ありませんので、いつもそのようにお答えしています。

また、このご家族が行こうとしているクリニックは、うちの患者さんも何人か通っていて、どんな指示を出されるかある程度知っていたので、

「私の言っていることと、〇〇皮膚科のドクターの意見が一致しないことがあります。たとえば、糖質制限とかは意見が違うかなと思います。なのでそれは、〇〇さんが納得する方の意見を採用してもらって大丈夫ですよ」

ともお伝えしました。

アトピー情報に関しては、「してはいけないこと・しないほうがいいこと」と「したほうがいいこと・しなきゃいけないこと」の意見が真逆になっているものが多いのです。

そんな時どっちが正しくてどっちを選べばいいのか迷ってしまう方が非常に多いのです。

私は私なりの意見を持ちその理由をお伝えし、納得するものがあったら採用してください、というスタンスです。

人は自分で感じ、考え、採用したものでしか納得しないし、行動しません。

そしてそれが責任というものだと思います。

親の子に対する責任。

自分はこの子に対して何をどう責任をとるのか。どうしたいのか。

人の意見を聞くことは大切ですが、自分の意見にも耳を澄ましてみてくださいね。

周りからの「これは間違っている」「これが正しい」「絶対にこうすべきだ」という意見ばかりを受け入れていると、それはただの責任放棄です。

まあ、このブログを読んでいる時点で、すでにその責任を果たそうとしているあなたの責任感は疑いようもなくしっかりしていると思いますので心配はいりませんが。

「どちらがただしいか?」という視点も大事ですが、「自分はどうしたいの?」「どういう行動で子供を守りたいのか」という、ご自身の想いも大切にしてください。

アトピーの子を持つ母親、あとぴっ子ママは医者との縁は切らない方がいい

それから、アトピーの子供を持つお母さん、特に小学生未満の子を持つご両親に特に知っておいてほしいことがあります。

それが上記タイトルです。

お母さんの中には「子供には絶対にステロイドを使わせたくない」

とお考えの方も多いです。

すると、こう考えるお母さんもいます。

「ステロイドを使わないなら、医者へ行く必要もないよね」

この考えはやや問題があるかもしれません

何が問題かというと、

「皮膚科に行かないこと」

それ自体が問題なのです。

つまり「お医者さんには行っておいた方がいい」ということです。

我が子のアトピーで医療ネグレクトを疑われる可能性

医者へ行っておかないと「医療ネグレクト」とみなされるおそれがあるのです。

医療ネグレクトとは
保護者が子供に対して必要な医療を受けさせないこと。子供に検査・治療など適切な医療行為を受けさせないと、生命や身体・精神に重大な障害が生じる可能性があるにもかかわらず、保護者である親などが医療行為を拒否する状況をいう。児童虐待には、身体的虐待、心理的虐待、性的虐待およびネグレクト(養育拒否および放棄)があり、医療ネグレクトはネグレクトの一つに分類される。(コトバンクより引用)
アトピー性皮膚炎の考え子どもが、薬を使っていない状態で病院に行くと、医療ネグレクトと判断され、病院から児童相談所に連絡される可能性があります。
そして、実際にお子さんと引き離されるケースもあるそうです。私の治療院の患者さんではそのようなケースは遭遇していないのですが、私の知り合いの先生がこの情報を教えてくださいました。
なので、ステロイドを使わないで我が子を救いたいと考えているおかあさんは、
「ステロイドは使いたくないんで、それを許可してくれませんか?」
「いいですよ」
そう言ってくれるドクターを見つけることが大事です。
「脱ステ」をうたってるお医者さんじゃなくても、「とりあえずステロイド使わない許可は出してくれる」というお医者さんを見つけておくことです。
こうすれば、たとえひどくなったとしても、医療ネグレクトを疑われるケースは防げるからです。

SNSにアトピー写真を載せるのも注意が必要

自分の子供のアトピーのひどい症状の写真を掲載されている方もいると思いますが、こういうところからも通報されることがあるようです。

こういうのは情報交換だったり、同じ悩みを共有できとても安心できたり、共感できる部分があると思うのですが、そういう側面もあるということを知っておいてほしいと思います。

我が子を守れるのは母親だけ

今の医療では「ステロイドを使うこと」が「正しいアトピー治療」とされています。

ステロイドを使って治らないから他の選択をしているのに、悔しいですが、こういうもやもやした事実があるということを知っておいてください。

通報する人たちはそれが正義だと思い込んでいます。

正義を信じて押し付ける人ほど他者への理解はネグレクト気味です。

他人理解のネグレクト。もはやそれは達人クラスです。

 

子供を守れるのはお母さんだけです。

我が子を守るためには「知っておくこと」が大事です。

ぜひ、頭の片隅に入れておいてください。

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